今週のお題「恐い話」(゜ε゜;)

自分の中で今、恐い話が流行ってて

色んなサイトを見まくってます。

ほぼ毎晩、寝るときに後悔してますが・・・。


ここで私の体験談を1つ。

小学生の頃は、冬休みに親の実家(すごい田舎)に親戚みんなで集まるのが習慣でした。
その年も4家族がその家に集まってました。

12月31日、大晦日の夜、親達は近所の家へお酒を飲みに行って深夜まで帰って来ませんでした。
小学生の従兄弟たち(私含めて5人)はお菓子を食べながら居間でコタツに入ってTVを観てました。

ちょうどTVのななめ後ろに居間から玄関へ通じる曇りガラスの引き戸(ガラガラ〜って横に開けるタイプの戸)があり、冬で寒いので閉めてました。

田舎の家なので、居間の曇りガラスの引き戸から短い廊下を挟んで玄関の扉(これも引き戸)までは5m位。(お客さんがたくさん来た時のために、靴を脱ぐ所が異様に長い。
たぶん100人くらい靴を脱いでも大丈夫なくらいのスペース。さすが田舎!)
当然、玄関の電気も点いていなく真っ暗。

親がいない状況で、しかも古びた田舎の家に子供だけでいて恐いという感覚よりは
晦日だから夜遅くまで起きてTVを観てられる、しかもうるさい親もいない。嬉しい!
という感覚でした。その時が来るまでは・・・。

22時位になると、子供達は大人が全く帰ってこない状況に少し不安になりつつありました。
子供たちだけ置いて飲んだくれている親たちに少し怒りを覚えつつも、
少し恐くなってきたという感情を誰も口に出さずにいました。
誰かが言ってしまうとみんなに伝染し、さらに不安な状況になることは子供ながらに
なんとなくわかってました。

22時30分くらいだったと思います。
「ガラガラガラ」
突然玄関の戸が開く音がしました。

それから玄関の電気が点いて、曇りガラス越しにパッと明るくなりました。

子供達は「やっと帰って来てくれた」という気持ちがありつつも、
「遅くまで子供をほっといてお酒を飲みやがって」という気持ちが強く、
誰も引き戸を開けて出迎えに行こうとする者はいませんでした。

でも、30秒経っても、1分経っても
玄関と居間の間の引き戸は開きませんでした。

曇りガラスでしかも玄関の扉までは遠いので
様子はあまり良く見えません。

あれっ?酔っぱらって、玄関を開けて電気を点けてそのまま寝てしまったのかな?
と思ったのですが、
何か微妙な雰囲気が漂っていました。
この違和感はなんだろう?
と考えていると、
突然思い当たりました!

玄関が開く音がして、電気が点いたのに、

・・・・人の気配が全くしないんです。
服がこすれる音とか、靴の音とか・・・。
それと「ただいま〜」の声も。


1分半が経過した頃には子供たち全員が同じことを考えてました。
「人間じゃないものが帰って来たんじゃないか?」

結局、私がその中で一番年長者でしたので、
居間と玄関の間の引き戸を開ける役目になりました。

ゆっくり開けてゆっくり恐怖を味わうのも嫌だったので、
思い切って、曇りガラスが割れるんじゃないか位の勢いで
「ガラ!」っと引き戸を開けました。

・・・そこには誰もいませんでした。

しかも玄関が開く音は1回しかしていない。
つまり閉まる音はしていない。
当然玄関は開いたままになっている筈なのに
戸は閉まったままになっていました。

誰もいないとわかった瞬間、
みんなは私を見捨て、一斉にコタツに潜り込みました。

・・・ひどい(゜ε゜)

当然引き戸を開ける役目の私がみんなの動きに乗り遅れ
ワンテンポ遅くコタツに潜り込みました。

携帯電話など無かった時代ですので
親に連絡することも出来ず、
みんなコタツに潜りこんだまま
親達が帰ってくるのを恐怖の中ひたすら待っていました。

結局、親達が帰ってきたのは深夜0時くらい・・・。
しかもその時の状況を事細かに説明しても
みんな泥酔しているので誰もまともに話を聞いてくれません。

あの時のやるせなさは形容しがたいですね。
人が真剣に説明しているのに、まともに話を聞けなくしてしまう
お酒ってなんてひどいモノなんだろう!
大人になっても絶対にお酒を飲むのをやめよう!って思いました。


現在、大人になって泥酔するまで飲んでいる私がいるわけですが(^_^;)

他にもいくつか恐い体験談はありますが、今回異様に長文になってしまったので
また別の機会にご紹介します(^_^)b